森下仁丹65年ぶり中国進出「旧軍常備で反感」乗り越え

森下仁丹65年ぶり中国進出「旧軍常備で反感」乗り越え

    (2010.5.15)

    森下仁丹はこのほど、今年から中国市場へ65年ぶりに再参入する方針を明らかにした。北京で6月に販促活動するのを皮切りに、現地事務所を設置し、売上高5億~10億円を目指す。
    同社は明治時代から中国でも積極的に展開。粒状で独特のにおいがある仁丹で知られたが、旧日本軍が仁丹を常備薬として携帯していたため、戦後は軍国主義と結び付けて反感を持つ中国人が多く、同社は中国市場から撤退した。
    しかし、同社と戦争を結びつける人が減り、健康志向の高まりを受けて昨年、現地で健康食品「ビフィーナ」の中国版を販売。有名な大礼服姿の商標をパッケージから外すなど配慮したところ、販売が好評だった。
    駒村純一社長は「都市部でニーズはある。日中関係が深まっており、環境としては再参入できると判断した」としている。当面は北京のほか、上海など沿岸都市部で、「ビフィーナ」「緑茶青汁」と健康食品を販売。社名にもなっている「仁丹」は見送る。商標は使わないことも含め今後決める。  

    参考URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000014-maiall-bus_all