不二家5年ぶり黒字決算:品質管理・店舗改革「実結ぶ」
(2010.5.14)
消費期限切れの原材料使用問題で業績が低迷していた不二家が13日発表した2010年3月期連結決算は、営業損益が2億円の黒字(前期は53億円の赤字)、最終損益が5億円の黒字(同54億円の赤字)となり、05年3月期以来5年ぶりに黒字転換を果たした。品質管理の徹底や店舗改革などを進めたことで信頼回復が進み、洋菓子店の客数が順調に回復。家庭向けの大袋入り「カントリーマーム」や「ホームパイ」の販売がまとめ買い需要で伸び、黒字化に貢献した。
「この3年間に取り組んだ構造改革が実を結んだ」。同日、会見した櫻井康文社長は、最終損益の黒字化に目を細めた。
不二家の売上高は前期比7.8%増の795億円、経常損益は9億円の黒字(前期は50億円の赤字)。外食事業など小売り事業の売上高が6.9%増の270億円となったほか、菓子などの卸売り事業が8.6%増の514億円と、いずれもプラスとなったのが貢献した。
ただ、不祥事の信頼回復は道半ばといい、山田憲典会長は会見で「信頼回復にはおごっていられず、気を引き締めて運営にのぞむ」と決意を新たにした。
一方で、決算期を3月期から12月期に変更すると発表。経営再建のために傘下に入った山崎製パンと決算期を合わせるためだ。10年12月期は9カ月の変則決算となるが、売上高は前年同期比7.4%増の630億円、経常利益が同3倍の14億円、最終利益が4.5倍の10億円を見込んでいる。
不二家の洋菓子事業の店舗網は、現在約630店でピークから25%超減少しているが、「これまで減少した200店舗分を早期に回復しなければならない」(山田会長)として、積極的な出店を進める方針だ。
参考URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000026-fsi-bus_all


